なぜ起こる?国内を代表する自動車メーカによる偽装検査

なぜ起こる?国内を代表する自動車メーカによる偽装検査

【データ偽造】なぜ起こる?国内を代表する自動車メーカによる偽装検査
2017年10月、日本列島を衝撃的なニュースが走りました。
日産自動車とSUBARUによる完成車の偽装検査。
長年「安全なクルマ」を提供してきた大手2社による偽装問題は、
われわれユーザーにとって非常にショッキングな出来事でした

これまで国内自動車産業の先頭を走り続けてきた2社が
どうしてこのような事態を犯してしまったのでしょうか?

完成車の偽装検査とは?

偽装検査とは、資格を持たない検査員が出荷前の完成車検査を行うことを言います。

日本国内においての完成前検査では、クルマが安全に走行できるか?
環境基準を満たしているか?など、

国が定めた厳しい検査基準を満たしているかを検査し、
合格した車両のみが出荷できるルールになっています。

今回起きた偽装検査は、
主に出荷前に行われる排ガスに関する検査データ改ざんで、
SUBARUではおよそ25万台
日産に至ってはおよそ120万台
無資格者による偽装検査が行われていたと発表しています。

38年にも及ぶ偽装検査

38年にも及ぶ偽装検査
今回日産の者に調査によって公となった偽装検査ですが、
同社は「38年間も無資格で検査を行っていた」
と発表したことで更に叩かれる騒ぎとなりました。

38年間も無資格者による検査が行われていたのですから、
これまで発覚しなかったのが不思議なくらい。

逆に「無資格者でも大きな問題にはならない」と証明されたようなものです。

クルマというのは、
高度かつ自動化された生産ラインによって製造される精密機械。

製造過程で起こり得るエラーは、全て機械によってチェックがされています。
なおかつ、厳選なるアニュアルに基づいたプロの目による目視で、

不良やトラブルを防ぎ完成前検査によって
良質な車両のみだけがユーザーの元に渡る仕組みになっています。

そんな中、38年もの長きに渡りわれわれユーザーを欺き、
ドライバーに危険を与えていたという訳です。

このことで、日産やSUBARUの管理体制の甘さが露呈し、
世間から大バッシングを受ける事態となりました。

国際問題にならなかった偽装検査

世界的にも需要がある大手2社による今回の問題ですが、
意外にも国際問題にまでは発展しませんでした。

理由として、今回行った偽装検査は
あくまでも日本国内の公道を走るための検査で、
輸出に関するルール違反ではないためです。
つまり、日本国内を走るには問題ありですが、
そもそも今回の偽装検査を管轄している官庁が国道交通省なので、
輸出には特に問題がないという訳。

万が一、“走ること“事態に難があるクルマを出荷していたとしたら
国際問題となっていたかもしれませんが、

今回は日本における厳しい検査基準のおかげがあってか、
海外メディアもそう大きく取り上げなかったのかもしれません。

安全な世の中、安全なクルマを目指して

安全な世の中、安全なクルマを目指して
今回は相次ぐ偽装検査についてお話させて頂きました。

これまで信頼と実績を積み重ねてきた日産およびSUBARU。
国際問題にまでは至らなかったものの、
「日本のものづくり」自体のイメージが大幅にダウンしたことは間違いありません。

安全な世の中、安全なクルマを目指す、
今後の2社の改善に注目しましょう。

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