引用元:宮内庁HP
皆さん、「御料車」をご存知ですか?
都心にお住まいの方やニュースに関心がある方なら、
この御料車を一度は目にしたことがあるのかもしれません。
今回は、日本人なら知っておきたい【御料車について】をご紹介したいと思います。
「御料車?そんなの見たことも聞いたこともないよ!」
そんな方のために、
など3つのカテゴリーに分けて解説したいと思います。
ぜひ、この記事を参考に御料車に対する理解を深めてみて下さい。
御料車=センチュリーロイヤル!天皇陛下専用車!
まずお話しさせて頂きたいのが「御料車って何?」ということです。
御料車とは、一言でお伝えすると
【天皇陛下や皇族の専用車】
のことです。
御料車には『トヨタ センチュリーロイヤル』が使用され、
乗車定員は8人、観音開き式のドア、内装天井部には和紙を使用、
乗降ステップには御影石、後部座席には毛織物など、贅の限りを尽くしに尽くした仕様となっています。
「いくらでも金を積むから欲しい!」と思っても、一般販売されていないので、
購入・所有することは不可能で、国産車では他に類を見ない「モンスターマシン」のような重厚感が特徴です。
現在使用されている御料車は6代目となっており、2007年には防弾性能などを強化した特捜車両が2台、2008年には寝台車が1台納入され、使用していない時には大切に保管。使用時にはこれでもかというぐらい入念に点検・整備を行ってから、公の場に登場しているのです。
どういう時に使われるの?
「菊の自動車」とも呼ばれる御料車ですが、一体どのような際に使用されるのでしょうか?
一般的に御料車は
などで使用され、宮内庁管理部馬課の係長クラスの人間がお抱え運転手として運転を担当しています。
また、国会開会式や全国戦没者追悼式などの国を挙げて行われる行事の際にも使用され、
登場時には連日、テレビやネットニュースなどでその勇姿を目にすることができます。
気になる御料車の価格は?
では、御料車は一体いかほどの値段なのでしょうか?
天皇・皇后陛下が使用される標準的な御料車は、ズバリ1台あたり【5,250万円】。
防弾性が優れた特装車モデルともなると、1台あたり【9,450万円】の値段が付くとも言われています。
仮に、東京都新宿区で4LDKの新築一戸建てを建てた場合、
価格相場が7,700万円前後と言われています。私たち一般人には到底理解のできない、まさに「神級の車両」ということです。
今回は天皇や国賓専用である「御料車」についてご紹介致しました。
普段、テレビニュースなどでしか見ることのない御料車ですが、公務の際などで頻繁に使用され、稀に都内で見ることができます。
この機会にぜひ御料車について知り、街中で見かけたときはこの記事のことを思い出して頂ければ幸いです。
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