
モンスタートラックをご存知ですか?
ド派手な見た目と豪快な走りで多くのファンを熱狂させるモンスタートラック。アメリカでは、毎週末になると全国各地でイベントが開催され、同時にテレビ放映までされる人気コンテンツです。
そんなクラッシュカーレースで使われるモンスタートラックについてまとめてみました。
あまり日本では見かけることのないモンスタートラック。ぜひこの機会にご興味を持って頂ければと思います。
モンスタートラックの概要

モンスタートラックとは、全米で不動の人気を誇るモータースポーツ「クラッシュカーレース」の主役として活躍する、大型の乗用車やピックアップトラックを言います。
モンスタートラック最大の特徴は、その圧倒的な見た目です。一般的な成人男性の身長を凌ぐであろう特大のタイヤに、ハイポジションに競り挙げられたボディ、ド派手なカラーリングで見る者を熱狂の渦に巻き込みます。
もともとは、スタートからゴールまでの順位を競う競技でしたが、時代の流れと共にエンターテイメント性が増し、高低差のある悪路やクラッシュシーンなどが人気を呼ぶ、クラッシュカーレースにはなくてはならない存在です。
モンスタートラックは1974年がルーツ
モンスタートラックは、1974年のアメリカのボブ・チャンドラーによってその礎が築かれました。当時のボブは建設業に従事していました。ある日、趣味であるオートバイを運転中に不慮の事故に遭い、仕事を失うハメに。そのことがきっかけで、当時アメリカで流行していたクロスカントリー4WD車とカスタムパーツを販売する会社を立ち上げることになります。
時期を同じく、当時のアメリカでは「シボレー・ブライザー」と言う、ピックアップトラックをベースにした4WD車が注目を集めていました。その高い走破性と実用性から、全米各地で大ヒットとなり、ボブはそこに着目。シボレー・ブライザーからヒントを得てフォードF250をベースに造られた「ビックフット」が誕生しました。
悪路走行は当たり前!ド派手な走りで観客を沸かす!
クラッシュカーレースは、オートバイのオフロードコースに似たダートコースで開催されます。もちろん、F1のように舗装されたコースを走る訳ではなく、砂地やジャンプ台などといったモンスタートラックならではの豪快な走りを見ることができます。
ジャンプ台での宙返りやウイリー走行、ドーナッツターンやクラッシュなど、ド派手なシーンがクラッシュレースには満載で、ドライバーの腕も十分に試されるエンターテイメント性バツグンのモータースポーツです。
また、モンスタートラックはフルオーダーメイドで製作されることから、一台完成させるのにおよそ1,500〜2,000万円の費用が必要だと言われています。
モンスタートラックをこの目で確かめよう!

アメリカで不動の人気を誇るモンスタートラック。日本でも東京や大阪でその迫力を体感することはできます。GWなどの大型連休には、モンスタートラックを用いたイベントが定期的に開催されています。
もし、ご興味のある方は、ぜひ会場に足を運んでみてはいかがでしょうか?
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