
クルマには大小合わせて約3万点のパーツが使われています。
小さなネジからエンジンまで、非常に多くの部品で構成されている一台のクルマ。専門的な知識がない私たちでも普段から気に掛けておかないといけないのが“消耗品”の品々です。
クルマに使われている消耗品には、ワイパーやエンジンオイル、バッテリーやブレーキパッドなどがありますが、中でも最も注視しておかないといけないパーツのひとつとして「タイヤ」があります。
タイヤが著しく劣化してしまうとパンクやバーストなど、運転に支障もしくは危険が及ぶことがあるので普段からタイヤの劣化具合には気をつけておく必要があります。
しかし、タイヤが劣化したからと言って何を基準にどんなタイヤを買えば良いかなんてわからないですよね。
今回はそんな方のために失敗しないタイヤ選びのコツをご紹介したいと思います。
タイヤ選び方法はこれだ!押さえておきたい3つのポイント

タイヤを選ぶ際、注意しなければならないのは以下の3つです。
■タイヤのサイズを確認する!
まずは愛車のタイヤのサイズを確認しましょう。
一口に「タイヤ」と言えど、愛車のボディタイプや履いているホイルの大きさによって人それぞれ。ご自身のクルマに合ったタイヤを買う必要があります。
とは言え、「タイヤのサイズってなんぞや!?」と考える方が多いと思います。
そんな時はタイヤの縁をチェック!タイヤの縁には数字と英語が混ざった謎の暗号が書かれています。例えばこんな感じ
『195/65R15 91H』
なんだか難しく感じるかもしれませんが、要するに
195=タイヤの幅の呼称(mm)
65=扁平率(タイヤの断面幅に対する断面高さの比率)
R=ラジアルタイヤ(一般的なクルマのタイヤは基本的にこれのはずです)
15=リム径(タイヤの内径)
91=ロードインデックス(タイヤ一本で支えることができる最大負荷能力)
H=速度記号(そのタイヤが走行できる最高速度。Hの場合210km/h)
と言うわけです。
ですから、ご自身の今現在使用しているタイヤと同じものを購入すればまず間違いないと言うこと。ぜひ一度ご自身の愛車のタイヤサイズを確認してみましょう!
2.タイヤにどんな性能を求めるか?
次に押さえておきたいポイントは、タイヤにどんな性能を求めるか?と言うことです。
タイヤは、販売するメーカーや種類によって様々な特徴があります。
タイヤの特徴として代表的な例は以下の通り。
・燃費性能を重視したタイヤ
・乗り心地や静粛性に特化したタイヤ
・グリップやハンドリングなどスポーティーな走りに着目したタイヤ
・オフロードなどの悪路に強いタイヤ
などです。
こちらに関してはご自身の好みや使用用途によって大きく異なります。ですから、普段自身がどういった使用用途でクルマを使っているか?どんなシーンで活躍させたいか?など、使用目的を考慮した上で選ぶのが賢明でしょう。
3.インチアップでワンランク上のクルマに!
最後に抑えたいポイントが、インチアップをしてワンランク上のクルマを目指す!と言うことです。タイヤを交換する際にホイルもついでに交換(今のものより大きくカスタマイズ)ことでクルマ全体が引き締まって見え、よりファッショナブルなフォルムを演出することができます。ホイールの大きさを1〜2インチアップするだけで、見違えるようにカッコよく仕上がるのがインチアップです。
ただし、タイヤの外径に注意することやフェンダーからのはみ出しは禁止されているので、インチアップを考える際はぜひクルマ屋さんに相談すると良いでしょう。
失敗しないタイヤ選び まとめ

タイヤの購入はクルマ屋さんへ足を運ぶことをオススメします。
今ではネットの普及に伴い、通販やオークションなどでタイヤを購入することができますが、現物確認しないまま購入しトラブルにつながるケースもあるようです。
交換前にはしっかりと自身の愛車のタイヤのサイズを確認し、クルマ屋さんと相談して新しいタイヤを購入するようにしましょう!
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