
ひと昔前には映画の中の存在のように思われていた人工知能。通信、医療、製造、販売など、ありとあらゆる分野で活躍を見せています。
自動車業界も例外ではなく、「人工知能を搭載したクルマ」と取り上げられる機会も非常に多く設けられています。
では実際、人工知能が発達したことでクルマやドライバーにはどのような効果をもたらしているのでしょう?本日は、そんな「人工知能+クルマ」をテーマにお話しさせて頂こうと思います。
■自動運転車■

「人工知能+クルマ」と想像した時に、SF映画で出てくるような「自動運転車」を思い浮かべるのではないでしょうか?
クルマの自動運転技術は2009年頃から盛んに開発が進んでおり、アメリカ最大手であるテクノロジー企業Google社や最高級電気自動車メーカーTesla社などが挙って開発に力を入れています。
車両に搭載されたカメラと人工知能によって、ありとあらゆる交通状況に合わせた自動運転を実現。人間が運転するよりもおよそ2倍以上安全性能が向上するという風に言われています。
■ドライバーアシスタンス■

ドライバーアシスタンスとは、自動ブレーキや衝突回避システム、自動駐車アシストや速度制御など、本来ならばドライバーが行うべき動作を人工知能がアシスタントしてくれる機能のことを言います。
このような機能が備わることで、前方を走るクルマとの車間距離の維持や居眠り運転の防止、事故の際にかかる負担の軽減など、ドライバーの身体的及び肉体的にかかる負担を大きく軽減する役目を果たします。
また、走行時の天候や路面状況、災害状況などを予測し、事故リスクや危険性を算出する「予測技術」も人工知能には可能です。
■コネクテッドカー■

コネクトテッドカーとは“インターネットと繋がることができるクルマ”のことを言います。
インターネットに常時接続されているので、スマホのような情報通信端末の役割を果たすことができます。
コネクテッドカーの特徴としては、
・GPS情報を送受信できるようになることからマイカーの位置情報を常に把握することが可能
・スマホなどの端末でクルマを遠隔駐車、離れた場所からのエンジン始動、目的地までの自動運転
・最新の交通情報に基づいた最適順路の案内やドライバーの体調管理
などが挙げられます。
コネクテッドカー技術はこれから先もっと進歩すると予想されており、2025年にはコネクテッドカー関連市場は2兆円規模にまで発展するとまで言われています。
未来のクルマはもうすぐそばに!
子供の頃SF映画で見たあの夢のクルマはもうすぐそこまでやってきているのです。
人工知能の発達で私たちの生活は一変しつつあります。クルマにおいても同様で、自動運転技術やコネクテッドカー技術など、これから益々発展を遂げることでしょう。これからのクルマが楽しみですね。
事故のない安全な社会を目指して、更なる技術進歩に期待したいところです。
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