
“タイヤの扁平率”って言うフレーズ、聞いたことはありますか?
カスタムカーがお好きな方なら一度は耳にしたことがあるかもしれません。クルマをドレスアップする際に大切なポイントとなってくるのが扁平率。漢字を読んだだけではあまりイメージが沸かないかもしれません。
今日は、そんなタイヤの扁平率にスポットを当ててお話ししたいと思います。
タイヤの扁平率って何?そんな疑問にお答えします

「へんぺいりつ?何だそれ?」
知らない方からするとそう感じてもおかしくないぐらい、日常生活では使うことのない言葉です。勘の良い方でさえ「何かの割合?」ぐらいしか分からないのではないかと思います。
タイヤの扁平率とは、タイヤの幅に対する高さのことを指し、扁平率の数字が小さくなることを扁平化と言います。
通常のタイヤはタイヤの部分(クルマを横から見たときに見えるタイヤの幅)が厚いため、高扁平だといったと言い方をします。高扁平なタイヤは路面から伝わる衝撃を十分に吸収するため、快適な乗り心地を体験することができ、燃費や運転性能の向上などのメリットも得ることができます。
また、扁平率は
【タイヤの高さ÷タイヤの幅×100】
のような簡単な計算式で求めることができます。
しかし、最近のタイヤには、
「215/45R18 93W」
のように215=タイヤ幅の呼称(mm)や45=扁平率、R=タイヤの種類など、使用するタイヤの詳細が細かに印字されています。もちろん扁平率も刻字されているので、そのタイヤの扁平率は何パーセントなのか?と言うことが一目で分かるようになっています。
扁平率っていつ使うの?
扁平率についてご理解頂いた所で、実際に扁平率とはいつ必要になるのか?と言う点についてお話しさせて頂こうと思います。
扁平率は、クルマをカスタムする際に度々登場するワードです。「インチアップ」や「インチダウン」なんて言葉を聞いたことがあるかもしれません。それと扁平率は大きく関係しているのです。
そもそもインチアップやインチダウンとは、タイヤのサイズを変えずにホイルを大きくし、扁平率を低くするカスタムです。セダンタイプのカスタムカーで、薄べったいタイヤを履いているのがそれに当たります。ホイールのが大きくなり、タイヤの厚みが薄くなることで、より一層カスタムカーっぽくなるのが扁平率を低くしたときに現れる特徴です。
単純にインチダウンとはタイヤはそのまま、ホイールの外径を小さくするという風なカスタム法です。SUVタイプのクルマによく見られるカスタム法です。
つまり、扁平率とはクルマをカスタムする際、純正よりもホイールを大きく見せたい、あるいは小さく見せたい際に使用する、タイヤの割合のことを言うのです。
扁平率を変更して自分だけのカスタムカーに乗ろう

扁平率とはタイヤの幅に対する高さの比率を表す数字です。扁平率が低ければ薄べったく、扁平率が高ければ分厚いタイヤになると言うことです。
もし、愛車の足元を改造したいとお考えの方は、今回ご紹介した扁平率を駆使して好みのタイヤサイズに変更してみてはいかがでしょうか。きっとあなただけのオリジナリティ溢れるクルマに仕上がるはずです。
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