
1台のクルマを作るのにどれほどのパーツが使われているかご存知ですか?
もちろんボディタイプや車種によって前後しますが、ザッと見積もっておよそ3万点ものパーツが1つとなってクルマは構成されています。
そんな3万点を超える自動車パーツですが、タイヤやハンドルのようにメジャーなものばかりではなく、一般の方なら普段絶対に耳にしないようなマニアックなものまであります。
今回はそんな自動車のパーツ専門用語をまとめてご紹介したいと思います。
専門用語その1|シャーシ

これは比較的メジャーなパーツ用語です。
シャーシとは「枠組み」のことを言い、ボディやタイヤなど、すべてのパーツを取り外して残った骨のようないわゆる枠組みのことでフレームとも言います。
「事故ってフレームが曲がった」というフレーズは、この枠組みが事故によって変形してしまった様を指し、修理するとなると100万円近く費用がかかってしまうこともあります。
専門用語その2|クランクシャフト

これもまた自動車用語の中では比較的メジャーな部類に入るのではと思います。
クランクシャフトとは、自動車の心臓部分であるエンジンを構成するパーツの1つです。エンジン内には“ピストン”があるのはご存知かと思いますが、このピストンの往復運動を回転力に変換するためのパーツがクランクシャフトで、クルマを走らせるには必要不可欠なパーツです。
クランクシャフトの構造は漢王朝時代の中国ですでに使用されていたと言われていますが、一般的に使われるようになったのは12〜13世紀ごろのアラビア地方という風に言われています。
専門用語その3|オルタネーター

これはクルマに精通する仕事をしている方やよほどのクルマ好きでないとなかなか知らない用語かもしれません。
オルタネーターとは、エンジンの回転で得られるエネルギーの一部を電力に変換し、クルマに必要不可欠な電力を供給するパーツのことを言います。
クルマには、電力を要するパーツが数多く使用されています。ウインカーやヘッドライトはもちろんのこと、エンジンを始動する際に使用するスパークプラグやインジェクターなど、ありとあらゆる場所で電力は使用されています。
万が一オルタネーターが故障すると、クルマに必要な電力の供給が行われなくなり、エンジンすら停止してしまいます。
つまり、オルタネーターは、クルマを走らせる上で最も大切なパーツの1つということです。
まとめ
今回は、自動車のパーツ専門用語を3つまとめてご紹介しました。聞いたことのあるものから初めて聞くものまであったかと思います。
とは言え、今回ご紹介した3つのパーツはクルマに精通している方ならご存知だったかもしれません。また次回、このような記事をご紹介することがあれば更にマニアックなパーツをご紹介したいと思います。
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