
インターネットの自動車専門サイトや雑誌などで「トルク」の3文字を目にしたことはありませんか?
クルマに精通している方ならご存知かと思いますが、初心者には「トルク」と言うワードは聞き慣れないかも知れません。
あらゆる媒体で登場する「トルク」の3文字。一体どのような意味が込められた単語なのでしょうか?初心者の方にも分かりやすいように解説したいと思います。
トルクと馬力は別物!両者は混同しやすい!

ネットや雑誌などでたびたび登場する「トルク」ですが、同時に「馬力」と言う単語も登場しがちです。
何となく両方とも同じ意味じゃないの?と混同しがちですが、実はこの両者、全く違う意味を持つ者同士です。
じゃあトルクってなに?
「トルク」と「馬力」は別物、と分かった所で原点に帰りたいと思います。
トルクとは、端的にお伝えすると『タイヤを回すための力』です。分かりやすく言うと、自転車をこぐ時に必要な“ペダルを踏み込む力”といった所でしょうか。ペダルを踏み込む力が大きければ大きいほどスピードが増し、上り坂でも軽々と登ることができます。
改めてまとめると、
【トルク=瞬発的な力】
と言うわけです。
じゃあ馬力は?

では、馬力とは一体どのようなものを指すのでしょうか?
トルク=瞬発的な力とお伝えしました。馬力とは、トルクで得られた力を維持することで、どれほどの仕事を行うことができるのかを表す指標のことを言います。
もう少し分かりやすく解説すると、一定時間内にクルマをどれだけ遠くまで運ぶことができるかを馬の頭数分で表したものを言います。
馬が5頭分で得られる力を5馬力、馬100頭分であれば100馬力といった感じです。
最大トルクが大きいほど力強い走りが得られる

「トルク」と「馬力」の意味をご理解いただいた所で、『最大トルク』と言う単語が登場します。最大トルクとは“クルマのエンジンから発生する最大の回転力”のこと。最大トルクが大きければ大きいほど力強い走りを生み出すクルマと言うことです。
ちなみに国産車の中で最大トルクが大きいのは、日産GT-RやトヨタCELSIOR(セルシオ)、ホンダNSXなどが挙げられます。
まとめ
トルクについてご理解いただけましたか?ネットや雑誌でたびたび目にする「トルク」と「馬力」はそれぞれ異なるものです。混同しがちですが、
・トルク=瞬発的な力
・馬力=トルクで得られた力でどれだけの仕事量が得られるかを表した数値
と言うことです。
普段の運転であまりトルクを気にすることはありませんが、力強い走りが欲しい!軽いアクセルワークでスムーズな運転を行いたい!そんな方は最大トルクを気にしながらクルマ選びを進めるのが賢明です。
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